あの頃の私④～夢破れて貯金なし編～

さて。
このあとどうするか、が問題でした。

乗る予定だった列車は結局どうなったのか
わかりませんが
私はシカゴへ行く予定だったんですね。

でももう、シカゴへは行けない。
持っている切符では。

新しい切符を買ってシカゴへ行ったとしても
全て1日ずれてゆくことになるわけで
その先のホテルも他の列車の切符も
買い直すことになる・・・。

なんだかパニくって
飛行機で行く、なんて考え付かなかった。

なので、だした結論は

日本へ帰る

でした。

決まると行動は早い。
早速HISロス支店へ行って飛行機を確保。
後の行程のホテルを全てキャンセルしてもらう。

アムトラックだけは、払い戻しができなかった。
本当はできるようなんですが
如何せん相手の言ってることが聞き取れず
恐らく自分の言ってることも聞き取ってもらえず
な状態だったので・・・。

それはさておき、出発まで何をしようかなぁ
と思っていたところ
射撃のパンフレット発見！

実銃、撃ってみた～い！
ってことで申し込む。（日本語OK）

1名様だと料金が高く、＄１００とられました。

しかも
私はグロックだとかベレッタのような
オートマティックを撃ちたかったのに
トリガーが軽すぎて危ないから
という意味不明な理由で
リボルバーになってしまった、というニガイ思い出。

コルトパイソンだったかS&Wだったか
357マグナムぶっぱなして来ましたよ。

的の紙をおみやげに
日本へ帰国です。

後日
キャンセルした分の料金が戻ってきたんですが
当然、全額戻ってくるわけでもなく
ないよりマシか・・・くらいな感じ。

はぁ～・・・。
お金、ない・・・。
ないのに
腕時計代を払わないと・・・

ってなわけで
思い出以外に残ったのは

腕時計の代金と

強烈な時差ぼけ

なのでした・・・。

―おしまい